ほにやら日記(翻訳のお仕事と通訳訓練)

翻訳したり短歌書いたりギター弾いたりしてます。一人で通訳の訓練をしてます。

読書備忘録 通訳学校開始前のラストスパート!

「耳の不調」が脳までダメにする (中川 雅文)


聞こえに不安を感じて思わず手に取った本。これは通訳訓練受けている人にとって重要な情報なんじゃないかな。通勤電車で音声教材を聞いたり、ディクテーションやシャドウイングするのに音量を上げて聞くことがあるけど、そもそも聴力が衰えたり損なわれると仕事にならない。
それだけじゃなく、これから数の増える高齢者(自分の祖母や両親含め)の聴力とQOLについても参考になりました。



田中角栄と生きた女 (佐藤 あつ子)

なんでこの本を借りることになったのかよくわかりませんが、図書館で予約していた(勿論自分で)のです。時代の熱気を感じる本でした。田中角栄も一人の男、何だかあまり普通な面があると逆に拍子抜けしてしまうってこういう事なんでしょう。大変面白かったです。



世界から猫が消えたなら (川村 元気)

うーん、表紙とタイトルにつられて読みました。イマイチです。文体がイマイチすぎ。深いところまで届いて来ません。予定調和な話なのでもっと説得力のある文章を期待してました。残念。

 

 

海はゴミ箱じゃない!(眞 淳平)
プラスチックスープの海 ー太平洋ゴミベルトは警告する (チャールズ・モア)

海のゴミ問題を調べるために読みました。
1冊目は日本の状況に特化した内容、2冊目は北太平洋還流について。
ゴミ海域プラスチックや薬品の流出問題くらいなら頭にあったけど、マイクロプラスチックの薬品吸着やが、遠洋でも起きていると言うのはかなりショックでした。何を食べればいいんだ。。。もう一つ、全く頭になかったのは製造者の責任。消費者が自覚的になるだけでなく、プラスチック材料メーカー、製品メーカーがもっと取り組むように促す必要がある、というのはその通りだと思いました。プラスチックのゴミ処理代払ってんのは消費者やし(岐阜弁)。
「3R よりも大切なのはrefuse」というのは説得力があります。しかし実行に移すのは大変だ。
チャールズ・モアさんは、TEDでもお話をしています。独特の話し方ですね。名前はチャールズ・ムーアと表記されている。関連してBoyan Slatの話も聞きましたが、面白かったです。

http://www.ted.com/talks/capt_charles_moore_on_the_seas_of_plastic?language=ja
http://www.dailymotion.com/video/xyimg4_how-the-oceans-can-clean-themselves-boyan-slat-at-tedxdelft_lifestyle