ほにやら日記(翻訳のお仕事と通訳訓練)

翻訳したり短歌書いたりギター弾いたりしてます。一人で通訳の訓練をしてます。

モンサント読了

モンサント 世界の農業を支配する遺伝子組み換え企業 (マリー=マニク・ロバン)

 

図書館で借りた本で、次の人が予約をしているため大急ぎで読みました。

どっしり読み応えがある本でした。友達に「300字でまとめて」と言われたので(多分冗談だと思うけど)せっかくなのやってみました。

 

→現在は農薬メーカーであり遺伝子組み換え作物GMO)の開発・製造販売を行っている企業モンサントの歴史と事業についてのルポタージュ。農薬ラウンドアップGMOの普及、それによる社会自然環境影響への影響を追っている。
他企業(カネカ、昭和電工)の公害の例も引きながら、極端な利益追及や企業の社会的責任の放棄が人間の健康、安全、農業の持続性、自然環境をいかに損なってしまうのかを訴える。
また、産官学の関係に利害関係が生まれることで、本来中立であるべき科学研究や規制基準が歪められてきた例を挙げて警鐘を鳴らす。TPP、GMO輸入規制、表示方法など、消費者、生産者として生きて行く上で何が必要なのか考えさせられる。

 

 

 

はっきりと企業(モンサント)を責めているルポタージュをどこまで著者よりにして書くか、難しいです。そしてなにより540ページ近くの本文を300文字にまとめる…サマライズの良い練習になりました。

 

 

今はまたCrooked houseに戻ってます。