さて、秋
通訳学校の秋期の申し込みをしました。
伸びたい、能力を伸ばしたい。
天高く馬肥ゆる秋だもの(違
読書備忘録
Death comes as the end (Agatha Christie)
最後まで入り込めない作品でした。
舞台はエジプト、お父さんが若い後妻候補を連れてきたけど家族と折り合いが悪い、というところから始まる連続殺人事件です。
主人公と想定される娘(Renisenb)のキャラがたっていないからか、あまり盛り上がりませんでした(私が)。
まぁ、波長の合わないものもあるよね、ということで次に行きます。
次は 「A holiday for murder」 ポアロです。
これ!面白かったです。人間の乗れるメーヴェを作っている人がいる、というのは知っていましたが、ほんとに飛んだんですね。
知らない間にこの方の作ったもの、コンテンツにかなり触れていたことが分かりおどろきました。
ポストペット、ガイガーカウンターの鳴き合わせ、お腹の痛くなった原発君、そしてメーヴェ。
愛・地球博でマンモス館の最後に唐突にメーヴェがあって、驚いたこと、そして「体重制限をクリアしてる!」と喜んだことを思い出しました。
巻末にあさりさんの漫画もあるんだけど、宇宙家族カールビンソンの人だよね。説明がとても明快で、どういうバックグランドの人なのか気になりました。
日本語の科学が世界を変える (松尾義之)
熱いです。情熱をもって語っていることがひしひしを伝わってくる本でした。
英語が話せないからってそんなに引け目を感じなくてもいいですよ!むしろ自国語でこんなに素晴らしい科学貢献をしているのだから!と訴えかけてきます。
程度の差はあれ、フィリピンにいた時に同じことを感じていました。
フィリピンは小学校から英語を学びます。6年間の小学校の後は4年間の高校、お金がある子は大学、という教育課程なのでスムーズに行けば20歳で大学卒業します。英語を身につけさせるため学校での数学と理科は英語で教えます。でも、英語を身につけさせるのは①国外に出て外貨を稼げる人を育成する、②フィリピン独自の算数と理科の教科書がないのでアメリカの教科書をそのまま使っている、という印象を受けました。
優秀な人もいた、でも英語が話せないと上に行けない。語学適正とその他の能力は別物なのに・・・。
ということで、自国の言葉で高等教育を受けられる文化の豊かさをもっと自覚するべきじゃないか、と問いかけてくるこの本に共感しました。
小学校英語教育義務化だとか、日本人は英語を話せないから世界で太刀打ちできないとか、社内英語共通語化だとかあるけど、大人になってから英語を学び始めても世界で活躍してる人はいます。
英語教育がだめだったからあれもこれもだめになった、と言い訳にしちゃいかんと思うのよ。
前半は結構通訳や翻訳にも通ずるところのある話もありました(サイマルの長井さんの話も出てた!)