名刺づくり
タイプライターです。
電動式です。
今時・・・といわれるかもしれませんが、キーの重さ、ハンマーの動きがたまりません。
家人の友人に無期限で借りているものです。
そういえば2000年にフィリピンにいたときは、まだ秘書さんがタイプライターを使っていました。(先生や、教授陣はパソコンを使っていたけど)
日本語の名刺はあるのですが、これから仕事を取るためには英語の名刺も必要になってきます(きてほしい)。
って、ずいぶん前から分かってはいたのですが、ようやく重い腰を上げて(重いタイプライターを出して)名刺を作りました!
打ち始めて気が付いたのは、@(アットマーク)がない。
メールがない時代のものなので当然ですよね。
あと、数字の0もありません。ローマ字のO(オー)で代用?
通訳・翻訳という肩書と、名前と、電話番号とメールアドレスだけを、同じフォントサイズでレイアウトしたシンプルな名刺をとりあえず40枚くらい作成しました。
春のうららかな猫たち
今日はいっぱいいるだろうなー、と期待して多摩川沿いを走りましたら、
いるいる、ごろごろしてる。
写真撮らせてくれたのは、散歩中の犬にも動じなかった2匹だけでした。
「あ、どーも。お出かけ?」
こんな感じのおじさん(人間)、いるよね。
せっせと備忘録
確定申告も終わってせっせと本を読んだりしています。
エンタメ通訳の聞き方・話し方 (小林礼子) *旧字体の礼
エンタメ通訳者による裏話や、通訳事情の移り変わりがよくわかります。
大物映画俳優やアーティストの素顔をちょっとだけ教えちゃいます!と、サービス旺盛な内容でしたが、個人的に興味があったのは通訳の仕事に関する話のほうでした。
他の通訳の方が「喉を傷めるからマイクがないところで大勢に対して声を張り上げた通訳はしません」って言ってたけど、エンタメ通訳ならそこはやるよね、というエピソードがありました。
こういうのが面白い。
フリーで仕事をしていると、ここは断っても他の仕事に影響はない、というのと、これはちょっと嫌だけど受けておこうかな、という案件があるんでしょうね。
個人的には耳が悪くなるような大音量のするところでの通訳は避けたい(頼まれたことはないけど)。
昔と比べて「言ってる通り訳してください。意訳しないでください」というのが増えた、と書いてありました。
これは”ある程度は英語がわかる”人が増えているからなのでしょうか。
直訳と意訳は物差しの両端なので、どこでバランスとるかは現場に合わせて考えなければならないですよね。
色々考えさせられました。
Dumb witness (Agatha Christy)
Dead man's follyより少し長めで250頁ほどありました。
お屋敷で病死した老婦人から届いた手紙。
手紙を受け取った時点ですでに葬式も済んで、大きな家も売りに出されている状況の中、ポアロが情報を集めながら推理を進めます。
老婦人の姪、甥とそれぞれの配偶者が犯人になりうる状況で、全員の様子を均等に描写して読者になぞ解きをさせます。
なので必然的に 中だるみ。
後半三分の一~四分の一位から面白くなってきます。
ヨーコさんの”言葉” (文:佐野洋子、絵:北村裕花)
100万回いきたねこの作者、佐野洋子さんの言葉を集めたイラストエッセイです。
取り繕ろわない素直な心と、現実にしっかりと根差して生きた人なんだろうな、と思いました。
ダックスと柴犬のミックスの愛犬についての「あ、これはダックスがお父さんだ」のように笑える話もあれば、「ハハハ、勝手じゃん」や「こんぐらがったままで、墓の中まで」のような社会に対する考え方まで肩の力を抜いて読める内容でした。
小石川植物園
昨日は久しぶりに空が明るかったで小石川植物園に行ってきました。
研究のための植物園とのことで、霊長類研究所にくっついているモンキーパーク(愛知県)みたいな感じでしょうか。
園内はいろんな種類の植物がのびのびと育っています。
木を育てるための手入れはしているけど、観賞用に剪定して見栄え良くしているわけではないので見ているこちらも気が楽。
昨日咲いていたのは、早咲きの桜、ミズキ、椿、ミツマタ、など。
ミツマタはジンチョウゲの仲間だと書いてあったので、早速匂いを嗅いでみたらジンチョウゲよりも弱いながらやさしい香りがしました。
あとは、マオウ、ジギタリス、マタタビ(の一種)など個人的に興味を惹かれる植物があり気持ちも高まります。
温室は改築中とのことで入れずに残念。
桜の季節に来たら楽しいだろうな、と思いました。
園内には売店もあります。なぜか細長い5角形の建物がレトロで素敵。
コーヒー、甘酒(共に300円)のほか、カレーや、サバカレー(限定 700円位だった気がする)もあるそうです。
次行くときはサバカレーを狙ってゆこうかな。
謎の場所で日向ぼっこしてた三毛猫が一匹。
土を作るための場所かな?
英会話の役には立たないけれど面白い映画を見た
雨が降っているし、水曜日は女性割引があるので映画を観てきました。
川崎で上映中の「ヘイトフル・エイト」です。
期待を裏切らない徹底した描写が面白かったです。
感想(「面白かった」)は伝える相手によってはちょっと眉をひそめられてしまうかもしれないのですが、やはり面白い。
暴力などが人間の根底にあるのならば、それを引きずり出して直視し、笑い飛ばすエンターテインメントに仕立てるうまさだなぁ、と思います。
初めて見たのは友達に勧められた「パルプ・フィクション」、次が「フォー・ルームス」、それから「レザボア・ドッグス」、「フロム・ダスク・ティル・ドーン2」(多分)、「キル・ビル」でした。
ヘイトフル・エイトも含め全部カタカナですな。
映画に合わせた日本語のタイトルにすればいいのに、と思います。
韻を踏んでるのを壊したくなかったのかな。
このタイトルもひっかけになっていてズルい!と思わせるものでした。
* 英会話の役には立たない、というのは他の作品同様、(私が)日常会話で使用するとかなりの確率で問題が起こりそうな内容が多いからです。
ついでに、ちょっと前に恵比寿でやっていたウンサ・ウンサ・クリストッツァで見た「シプシーの時」の感想も・・・。
昔観た「アンダー・グラウンド」の衝撃を忘れられず、思わず見に行きました。
一人のジプシーの男の子の人生をたどりながら、ロマの人たちの生活を描いています。
社会的正義とか、公正さとか、そういうものをかなぐり捨てて、人の生き方を写し取ったような映画でした。
きれいで汚い、ひたむきでいい加減な人間の内面と、強いけれど脆弱な生き方は、形こそ違っていても自分の中にもあると感じました。
Agatha Christie プロジェクト
一人で勝手に「大田区図書館にあるAgatha Christieを全部読む」プロジェクトをやってます。
いま5冊目となるDead Man's Follyを読み終わりました。
お屋敷で行われたイベントで人が殺され…という典型的なミステリーを、ちゃんと最後まで読ませてくれる展開でした。
follyって何ぞや?と思ってたら、本文の中でも「パゴダみたいな・・・」と説明があったのでイギリス人にもそんなに馴染みがないものなのでしょうか。
小説を読んでいる時の私の中のイメージは東屋なんですが、画像検索すると東屋風から塔のような物までいろいろあるみたいですね。
さらにWiki先生によると、東屋は実用性が伴うからFollyではないそうです。
訳書の題だと「死者のあやまち」、ふーむ。
確かにfolly=ばかげたこと、だし、タイトルが「死者のパゴダ」とか「死者の東屋」じゃあちょっと読む気にならないですね…。
今回借りた本は印刷の質が悪くって、字がにじんでいるわ、単語が消えてるところがあるわで読みにくかったです。1978年に1.5ポンドで発行された本でした。
次はDumb Witness、
今配送中のようなので明日借りる予定です。
ちなみに、以前読んだThe ABC murdersが検索結果から消えて(除籍?)いました。
代表作は残しておいてほしい(転出予定のくせに!)。