ほにやら日記(翻訳のお仕事と通訳訓練)

翻訳したり短歌書いたりギター弾いたりしてます。一人で通訳の訓練をしてます。

落穂ひろい的に仕事をする

更新が全然できておりませんが地方でお仕事!の続きです。

 

現在、年に1-2回、顔つなぎもかねて関東でのお仕事をするのと、居住地(地方の中規模都市)でのアテンド通訳をしています。

 

関東出張は、飛行機代や宿泊費を考えると殆どペイしないのですが、自分の住んでいる辺りでどのくらい仕事があるのか教えていただいたりできるので、これからも続けていきたいな。

ネットで話せるから、といいますが、たまには直接会って顔つなぎをする必要性はあると思う。


因みに、今住んでいる地方としてもたまに通訳案件があるそうなのですが、同時通訳なので声はかけてもらってません。

その代わり、地元の通翻訳会社で仕事を貰ってます。

2社あるのですが、契約内容の都合で結局登録は1社のみ。地元志向でお仕事を取っている良い会社です。

うーん、目の前にあるものを落とさないようにきっちりこなしてゆくのが現在の課題です。

 

同時通訳ができるようになるまでは学校に通いたいのですが、一番近い所でも3県越えなければならないのと、育児もあって難しい…。

 

そんな中でも、関東で通学していた時に試行錯誤した学習方法は今でも役になってます。

5月は全く経験のない分野でのお仕事があるので、只今せっせと準備してます。

 

 

地方で半人前がどうやって仕事を確保するか

地方に引っ越して一年がたとうとしています。

 

 

地方で、半人前の人間が仕事を取る方法を試行錯誤しています。

 

現状、家族に変化があり簡単に出張に出ることが難しくなっているため

翻訳をメインに、単発の通訳の仕事を受けるようにしています。

 

地元の同業の方に聞くと、やはり県内の仕事はない。

(経済活動自体が活発でない。県内の大学を卒業した子は都市に出て行ってしまう事の多い県)

お金が出る仕事(!)が本当にないようなので登録は結局していません。

 

これまでで仕事がもらえたのはほっそーい、コネ。

後は、数は少ないのですが昨年お世話になった仕事先からのリピート。

こつこつやって増やしていきたいところです。

 

他の地方に住んでいる通訳者とお会いした時にいろいろ教えていただいたのですが、その方は県内の仕事は全部とってゆくつもりでやっています、とおっしゃってました。

その意気込みを真似して、これからはもっと積極的に種まきしてゆこうかと考えています。

 

ただ、恐ろしいのは通訳ってやらなければどんどん力が落ちてゆくのが自分で分かること。

今更ながら、通訳学校で妊娠中、まだ小さいお子さん(達)がある方が働きながら、勉強を続けていたのは並々ならぬ意思を時間管理能力だったんだと実感してます。

 

 

最近見つけて、とにかく一度全部インプットしようと思った日本語慣用句の英語訳リスト。

http://tsuge.yorku.ca/japanese/idiom_all.html

 

とにかく、できることから!

 

 

ラ・ラ・ランド

映画を観てきました。

なんといってもタイトルが秀逸で、観たい、と思わせる「ラ・ラ・ランド」。

 

(注:下のリンクをクリックすると自動で動画が始まり音が出ます)

gaga.ne.jp

 

 

 

 

ここからはネタバレ(spoiler)も含みます。

 

 

 

コピーで「観る者全てが恋に落ちる」と言っているし、予告編は「雨に歌えば」みたいに浮かれた感じで素敵だと思って見に行ったら、予想とは違う映画でした。

 

概要は、夢を追っている二人が出会い、恋をして、すれ違って、人生が続いてゆく話。

 

底抜けに明るい出だしとはガラッと変わり、20代の男女が夢をかなえたくてもがき、現実に直面する様子が描かれています。

前半は恋の高揚感の横で、思い描く理想の自分と現実とのギャップに苦しむ二人。

夢を最優先にするのか、愛する人のために行間読んで行動するのか? 

 

 

全体としては、予想と全然違ったけど良い映画でした。

何より画面全体の色使いがきれい。

歌って踊って超ハッピー!というノリではありません。

みもふたもない言い方をすると、ボリウッドの歌って踊る映画を、ハリウッドで「雨に歌えば」的な雰囲気で作ってみました、という感じ。

 

同じく歌う映画(というかセリフが全部歌になっている)名作「シェルブールの雨傘」を、昔友人が「”人生って結構つまんないよね”っていう映画だと思う」と言ってましたが、まさに!

ラ・ラ・ランドは、うまくゆくばかりじゃない人生に、その時その時真摯に向き合う様子を描いたのではないかと思いました。

陰謀論や、世界人類を救ったり、正義感に燃える話には食傷気味な私には、とても楽しめました。

 

ラストで、恋愛と自己実現の間に挟まれていた二人が、どちらも自分の夢を優先させた、というのは日本の映画ではあまり見ない展開。

なのに、「もしもあの時・・・」という回想シーンに結構な時間が費やされていたのは、映画のターゲット層が同じような経験をした大人向けなのかと。

 

 

 

ちなみに、一番印象に残ったのは、映画後半でエマ・ストーンが歌う様子がアップになるところ。

思わず口元を凝視してしまったのは、発音矯正自習中だからなのですが、ここだけ切り取って何度も見たいわ。

 

 

 

蜜の滴る春はもうすぐ

私が物知らずなだけですが、youtubeでフツーの説明を聞いているのに分からない単語に当たることが結構あります。

バイリンガルでもなく、英語圏で暮らしたこともなく、英語文化に浸って(例えば親や恋人が英語圏出身とか)いないと、こういうところが不足するんだなー、と思いました。

聞き取れなかった/分からなかったのは

jury-rigged

ありあわせの物で間に合わせる、使えるものは何でも使って、

という意味でした。

 

実はjury-wiggedと聞こえてたんです。

陪審員の・・・カツラ?イヤイヤ・・・。

 

こちらの動画の3:03当たりです。

www.youtube.com

 

養蜂の用語は日本語でもなじみがないので、一つ一つ面白いです。

main necter flow period:流蜜期(花が蜜を蓄える時期、採蜜する時期)

など、日常で使ったことのない日本語を覚えるのが楽しい。

確定申告完了

3月に出張が入ったので早めに確定申告に行ってきました。

これまでで一番早い提出でした。

 

マイナンバーを記載する必要があり、申告書の書類添付台紙には”マイナンバーカード、または通知及び身分証明書の写しを貼付”とありましたが

国税局のウェブサイトには「番号確認書類と身分証明書を提示する、または写しを添付」とあったので提示してきました。

(住所変更があってそれぞれを両面コピーする手間を省いた)

www.nta.go.jp

申告書だけ見ると添付が義務っぽく書いてあるのですが、窓口提出ではそんなことはありませんでした。

(郵送で送る人向けの注意書きだとは思うのですが)

 

前住んでいたところは。税務署で書類確認をしてくれたのですが、引っ越し先では税務署は受付のみ。相談や確認が必要な人は、平日日中にちょっと離れた場所にある公共施設まで行かなければならないのです。

車がないと、そして仕事を休まないといけないので、こういうところもちょっと不便。

 

文句ばかり書いていますが、ほとんどの人がおおらかで親切で人懐っこくて、住みやすいところです。

 

田舎ゆえに税収が少なくて公共サービスが充実できない、という事なのでしょうけど。

 

そんな温泉だったら入りたくない

知ってると思っていた単語だけど、文脈から知らない意味で使われている言葉にあうことがあります。

 

先日は Commute/Commutation を辞書で引きました。

edition.cnn.com

の話です。

家人が「??恩赦かな?」と推測していました。

判決を変更(おそらく短縮)した、ということは想像できますが、

リーダーズ英和辞典では

(法)減刑

でした。

 

 

追記)想像もつかない単語だと悩みます。そんな単語の一つが、最近聞いた Dossier です。

www.bbc.com

 

 

この少し前、同じように見えて違う状況に当たったことがあります。

調べごとがあって某温泉施設のHPを見ていたのですが、温泉の名前にinsect という単語が入っているのです。

 

虫?いや、何か私の知らない意味があるに違い…と思ったのですが、よーく見たら/考えたらこれ機械翻訳

 

どう考えても、「砂むし風呂」が「Sand insect hot spring」って機械翻訳っぽくありませんか?

地の文章が機械翻訳の文章には見えないので謎は深まるばかりです。

 

 

将来、機械”通訳”が出てきたときにSand insect hot springって訳出されたらお客さんは相当驚くでしょうね。

報酬が現物支給の通訳

突然通訳してくれ、という話が降ってきました。

明日夜、宴会するけど英語できる人がいないので通訳が必要、とのこと。

 

多分両社から挨拶があって、あとは食べている最中の会話だし

大丈夫かな~、と思いつつ行ってきました。

 

報酬は宴会のごはん、というまあ、

「知り合いで英語できる人にちょっとお願い!」レベルのお話でした。

 

挨拶は短かったのでリテンションは問題はなかったのですが

やはり訳出(特に英日)がもう、お金いただけるシロモノではありませんでした。

怖いですね。

一人で勉強するって、こういうことを自分で鍛え上げていくことなんだと思いました。

 

次回があったら(できれば発注をしてもらえる次回)一定の品質を担保できるように準備をして挑みたいです。

 

 

ところで、新年の目標もむなしく、昨日さっそく菌を拾ったようで

副鼻腔が詰まって頭がぼーっとしていました。

 

咳がちょっとと、鼻水がちょっと出ていて

今朝起きたら37度2分(微熱)。

わー、これはよろしくないと思い白湯を飲んで、紅茶を飲んでいたら

10時には36度台に戻りました。

 

一度罹ったことのある菌だったのかも(免疫反応に半日かかった?)しれません。

 

去年末から、3歳以下の子供のたくさんいる場所に頻繁に行っているので

おそらくそこでもらっていると思う。

年末年始と翻訳のお仕事をしていて、納品翌日に体力が落ちた状態で訪問したのが悪かった。体調管理って本当に大事ですね。

 

 

風邪だけでなくノロ・ウィルスも流行っているようなので皆さまご自愛ください。