通訳と翻訳
地方に引っ越すため、仕事をどうしようかと考えています。
通訳の仕事があればやりたいのですが、逐次だけだとかなり限定されそうです。
時々知人のつてで直接翻訳の仕事をもらっているので、翻訳に軸足を移したほうがよいのかな、と迷ってます。
とりあえず翻訳エージェントには登録しました(通訳の登録もしているところ)。
大学の卒業証明書まで取り寄せての登録になりました。
名古屋にある大学なので郵送で申請したら電話で確認がきました。
教務部の人って親切だな、そういえば在学中も親切だったな、と思い出しました。
大きな大学だったので自分の学部の教務の人しか知りませんが。
通訳の仕事の選択肢としては、定期的に大都市圏にきて短期の仕事をするか
地方で社内通訳の仕事などを見つけるのが妥当なのかもしれません。
(定期的に東京に滞在して仕事をしている友人の例があるので)
翻訳は先日、翻訳コースの入学試験を受けました。
英日では表現の工夫ができている、日英は自然で、稚拙でないとあった一方
どちらも原文の解釈で微妙なずれがある、と指摘されたので自分の課題にします。
この課題は通訳での訳出を磨いてゆくうえでも役に立つはず。
翻訳コース受講は、引っ越しのばたばたもありまだ迷ってます。
一人で何をやっているのか
家で一人で通訳訓練をする、というのはなかなか大変なことだと身に染みています。
とりあえず、汎用性の高い教材、得意分野を広げるための分野に特化した教材を探してます。
訛り対策とか、様々な状況を想定したものとか他にもいろいろ揃えねば。
最近の日英通訳訓練で、ちょっと面白かったのが会社紹介ビデオ。
言葉通り訳してはいけないことが多いだろうな、と思ってやってみたら見事にその通りでした。
新卒予定の学生にアピールするために、各社が自社の説明→社員インタビュー→自社アピール、といった感じのビデオを作ってます。
キャッチコピーとか、話すプロではない人たちの言葉を、ポジティブにとらえてもらえるように訳しています。
「たかがおもちゃ、されどおもちゃ」(by タカラトミー)
It's just toy, but it is still toy...
・・・冴えない。
「価値あるクオリティ」(by ダイソー)
Valuable quality...
うーん。イケてない。
即座に響くような訳を出したいです。
翻訳(特に広報)をやっている方の訳を拝見(拝聴)したいところ。
名刺づくり
タイプライターです。
電動式です。
今時・・・といわれるかもしれませんが、キーの重さ、ハンマーの動きがたまりません。
家人の友人に無期限で借りているものです。
そういえば2000年にフィリピンにいたときは、まだ秘書さんがタイプライターを使っていました。(先生や、教授陣はパソコンを使っていたけど)
日本語の名刺はあるのですが、これから仕事を取るためには英語の名刺も必要になってきます(きてほしい)。
って、ずいぶん前から分かってはいたのですが、ようやく重い腰を上げて(重いタイプライターを出して)名刺を作りました!
打ち始めて気が付いたのは、@(アットマーク)がない。
メールがない時代のものなので当然ですよね。
あと、数字の0もありません。ローマ字のO(オー)で代用?
通訳・翻訳という肩書と、名前と、電話番号とメールアドレスだけを、同じフォントサイズでレイアウトしたシンプルな名刺をとりあえず40枚くらい作成しました。
春のうららかな猫たち
今日はいっぱいいるだろうなー、と期待して多摩川沿いを走りましたら、
いるいる、ごろごろしてる。
写真撮らせてくれたのは、散歩中の犬にも動じなかった2匹だけでした。
「あ、どーも。お出かけ?」
こんな感じのおじさん(人間)、いるよね。
せっせと備忘録
確定申告も終わってせっせと本を読んだりしています。
エンタメ通訳の聞き方・話し方 (小林礼子) *旧字体の礼
エンタメ通訳者による裏話や、通訳事情の移り変わりがよくわかります。
大物映画俳優やアーティストの素顔をちょっとだけ教えちゃいます!と、サービス旺盛な内容でしたが、個人的に興味があったのは通訳の仕事に関する話のほうでした。
他の通訳の方が「喉を傷めるからマイクがないところで大勢に対して声を張り上げた通訳はしません」って言ってたけど、エンタメ通訳ならそこはやるよね、というエピソードがありました。
こういうのが面白い。
フリーで仕事をしていると、ここは断っても他の仕事に影響はない、というのと、これはちょっと嫌だけど受けておこうかな、という案件があるんでしょうね。
個人的には耳が悪くなるような大音量のするところでの通訳は避けたい(頼まれたことはないけど)。
昔と比べて「言ってる通り訳してください。意訳しないでください」というのが増えた、と書いてありました。
これは”ある程度は英語がわかる”人が増えているからなのでしょうか。
直訳と意訳は物差しの両端なので、どこでバランスとるかは現場に合わせて考えなければならないですよね。
色々考えさせられました。
Dumb witness (Agatha Christy)
Dead man's follyより少し長めで250頁ほどありました。
お屋敷で病死した老婦人から届いた手紙。
手紙を受け取った時点ですでに葬式も済んで、大きな家も売りに出されている状況の中、ポアロが情報を集めながら推理を進めます。
老婦人の姪、甥とそれぞれの配偶者が犯人になりうる状況で、全員の様子を均等に描写して読者になぞ解きをさせます。
なので必然的に 中だるみ。
後半三分の一~四分の一位から面白くなってきます。
ヨーコさんの”言葉” (文:佐野洋子、絵:北村裕花)
100万回いきたねこの作者、佐野洋子さんの言葉を集めたイラストエッセイです。
取り繕ろわない素直な心と、現実にしっかりと根差して生きた人なんだろうな、と思いました。
ダックスと柴犬のミックスの愛犬についての「あ、これはダックスがお父さんだ」のように笑える話もあれば、「ハハハ、勝手じゃん」や「こんぐらがったままで、墓の中まで」のような社会に対する考え方まで肩の力を抜いて読める内容でした。
小石川植物園
昨日は久しぶりに空が明るかったで小石川植物園に行ってきました。
研究のための植物園とのことで、霊長類研究所にくっついているモンキーパーク(愛知県)みたいな感じでしょうか。
園内はいろんな種類の植物がのびのびと育っています。
木を育てるための手入れはしているけど、観賞用に剪定して見栄え良くしているわけではないので見ているこちらも気が楽。
昨日咲いていたのは、早咲きの桜、ミズキ、椿、ミツマタ、など。
ミツマタはジンチョウゲの仲間だと書いてあったので、早速匂いを嗅いでみたらジンチョウゲよりも弱いながらやさしい香りがしました。
あとは、マオウ、ジギタリス、マタタビ(の一種)など個人的に興味を惹かれる植物があり気持ちも高まります。
温室は改築中とのことで入れずに残念。
桜の季節に来たら楽しいだろうな、と思いました。
園内には売店もあります。なぜか細長い5角形の建物がレトロで素敵。
コーヒー、甘酒(共に300円)のほか、カレーや、サバカレー(限定 700円位だった気がする)もあるそうです。
次行くときはサバカレーを狙ってゆこうかな。
謎の場所で日向ぼっこしてた三毛猫が一匹。
土を作るための場所かな?