与えられた場所で咲きまくった男
最近聖人になったマザー・テレサの名言、
“Bloom where you are planted.”「与えられた場所で咲きなさい」
を体現した男の映画を見ました。
アメリカで赤狩りがあった時代に、売れっ子脚本家で共産党員の主人公が、どんな境遇でも書きまくって、稼ぎまくって、評価されまくった話でした。
こういう映画を見るとひたすら(怠けている)自分の状況を反省してしまいます。
高校生の時、数学者秋山仁さんの本を読んだ時も同じこと考えたなー、と思い出しましてさらに反省。
(自分に対して「今本当に100%の力で努力している?」と問いかける、といったことが書いてあったと記憶してます)
この映画には、自分の生き方に対し、それでほんとに十分やってるの?と問われると同時に、自分の参加する社会についても考えさせられました。
世論って簡単に操作されるし、社会の雰囲気を恣意的に変えることもできる。
映画を作っている主人公ならなおさらそれを肌で感じていたのではないでしょうか。
情報リテラシーの大切さも身に染みる映画でした。
でも短気な私が一番見習わなければならないのは、この人の寛容さかもしれない。
映画の最後でTrumboが言います。
it will do no good to search for villains or heroes or saints or devils because there were none; there were only victims.
悪者やヒーロー、聖人や悪魔を探したって何にもならない。被害者がいるだけなんだ。
Trumbo名言集