英会話の役には立たないけれど面白い映画を見た
雨が降っているし、水曜日は女性割引があるので映画を観てきました。
川崎で上映中の「ヘイトフル・エイト」です。
期待を裏切らない徹底した描写が面白かったです。
感想(「面白かった」)は伝える相手によってはちょっと眉をひそめられてしまうかもしれないのですが、やはり面白い。
暴力などが人間の根底にあるのならば、それを引きずり出して直視し、笑い飛ばすエンターテインメントに仕立てるうまさだなぁ、と思います。
初めて見たのは友達に勧められた「パルプ・フィクション」、次が「フォー・ルームス」、それから「レザボア・ドッグス」、「フロム・ダスク・ティル・ドーン2」(多分)、「キル・ビル」でした。
ヘイトフル・エイトも含め全部カタカナですな。
映画に合わせた日本語のタイトルにすればいいのに、と思います。
韻を踏んでるのを壊したくなかったのかな。
このタイトルもひっかけになっていてズルい!と思わせるものでした。
* 英会話の役には立たない、というのは他の作品同様、(私が)日常会話で使用するとかなりの確率で問題が起こりそうな内容が多いからです。
ついでに、ちょっと前に恵比寿でやっていたウンサ・ウンサ・クリストッツァで見た「シプシーの時」の感想も・・・。
昔観た「アンダー・グラウンド」の衝撃を忘れられず、思わず見に行きました。
一人のジプシーの男の子の人生をたどりながら、ロマの人たちの生活を描いています。
社会的正義とか、公正さとか、そういうものをかなぐり捨てて、人の生き方を写し取ったような映画でした。
きれいで汚い、ひたむきでいい加減な人間の内面と、強いけれど脆弱な生き方は、形こそ違っていても自分の中にもあると感じました。