気まぐれ読書
だらだらと、備忘録
もっとちゃんと読み直してちゃんと感想を書きたいです。
著者に申し訳ないような読み方と感想ですが、自分の糧にはなっていますので許してほしいな・・・(と、誰にともなく)。
下流老人 (藤田孝典)
NHKでも特集された、現在の現役世代が直面しうる老後リスクについての本です。
年収400万の世帯でも老後の年金は月額十数万、医療費や住居費を払えばあっという間になくなってしまう。著者は低賃料の住宅整備が後手後手に回ったこともその一因であると指摘します。
生活保護から考える(稲葉剛)
時間がなくて斜め読みしたので感想ではありませんが、上の本と合わせて読むと、日本の貧困率の高さとそれを見ないふりをしてきたつけがどんどんたまってゆくんだろうと思います。日本の貧困について、生活保護について、学校でもきちんと教えたほうがいいんじゃないかな。
絶望の国の幸福な若者たち (古市憲寿)
面白そうだと思って読み始めたのですが、100ページくらいで腹が立って飛ばし読みしました。
*腹が立った理由は内容ではなくネットで読むような文体で書かれていたからです(改行が多い、変にカタカナ遣いをしていたこと、「それで、・・・」「つまり、・・・・」「また、・・・・」の頻発)
100ページ目から一気に最後の章まで飛ばしてしまいましたが、後半に行くにつれて少し直ってました。
「今自分の周りだけが幸せならそれでいい」という感覚は、上述の「影響が出るまで見ないふり」をしてきたのと同じだと思います。人間変わんないね。
巻末の俳優佐藤健との対談を読んで、世界のどっかで何かが起こると、まわりまわって自分に影響が出る(情けは人の為ならず、的な)ことは考えないのかな、と不思議に感じました。
同性愛の謎-なぜクラスに一人いるのか (竹内久美子)
同性愛カップルは本人同士の子を作れないのになぜ一定数いるのか、という謎に答えてくれる本です(まだ研究途上ですが)。生存や生殖に関わる話は興味深いです。
Reason I jump (Naoki Higashida, translated by Michael )
先日読んだ東田直樹さんの著書の翻訳です。一問一答形式と短いエッセイで構成されています。
自閉症の人の心の内を伝えてくれる本です。
それとは別に、英語もとても読みやすかったので、中学?高校生向けの英語の副教材に使ったらよいのではないかと思う。
通訳席から世界が見える (新崎隆子)
どうすれば通訳になれるのか→ひたすら練習・訓練する、
と理解しました。
荒野の胃袋 (井上荒野)
いいエッセイです。食べ物の話ばかりですが、その周りにある雰囲気が柔らかく伝わってくる文章です。
作ることと食べることを楽しむ、というのは人生を楽しむ大事な要素の一つだと感じました。
どれもおいしそうです。食べ物のおいしさを自分の思っている通りに人に伝えるのって本当にむつかしいと思います。