読書備忘録
読み終わった本
なぜ、「怒る」のをやめられないのか 「怒り恐怖症」と受動的攻撃 (片田 珠美)
満員電車に乗らなくなってかなり怒ることが少なくなりました。
冷静に考えると、怒りを感じる時は、怒りの対象に理由があることよりも自分の中に理由があることが多いと感じます。
そんな心の動きを説明してくれる本です。
著者は精神科医、つまり精神分析の専門家ですが、文章はかなり世俗的というかとっつきやすいです。
副題にある受動的攻撃とは、「忘れたふり」をして不利益を与えたり「うっかりしたふり」で未必の故意を偶然の産物にする攻撃。
ドラマ「ダウントン・アビー」を観ているとよい例がたくさん出てますね。
でも日常生活でこんなことばっか疑ってると疲れそう、というのが正直なところです。
科学的とはどういう意味か (森 博嗣)
たくさん読んでいるわけではないけど、森博嗣は好きです。
もう少し科学リテラシーを持ちましょう、というメッセージの本でした。
たしかに、フェイスブックでシェアされている記事の中にも、中学高校でどんな理科教育を受けたんだ?って思わせるようなものが流れることがあります。
昔営業の人に「ほとんどの会社で使われています」っていわれて、「何社中何社ですか?」って聞いたら「数字は分かりませんが多数の会社です」といわれてなんじゃそりゃと感じたことを思い出しました。
読んでる本
Death comes as the end (Agatha Christie)
あまり面白くないんですが、今半分くらいまで読み進めました。なんかのれないなー、この本。
ティファニーで朝食を (トルーマン・カポーティ 著、村上春樹 訳)
村上訳だとどんなふうになるのか、と思い手に取りました。
斜陽 (太宰 治)
文がきれいで読んでて心地よいです。
本とは関係ありませんが、無職の特権で朝の多摩川散歩中にあった猫さん。