15:65発の電車に乗って
社内通訳→無職になりました。
ITプロジェクトの始めから終りまで居座り、ようやく卒業です。
しばらくのんびりしてから次の仕事を探す予定です。
この写真は今日川崎駅で撮りました。
ちょっと字が読みにくいかもしれませんが、時刻表示板によると次々発は15:65発だそうです。
(ほんとは55分発、たぶんカードが引っかかっていたんだと思う)
これ見てふと思い出したんですが、IT通訳やって学んだことその1。
「聞こえたとおりに訳すこと」も大切。
通訳学校の先生にはすごく嫌われると思うんですが・・・。
例えば「25:00」とか、「以上」と「よりおおきい」とか、「to(~への)」なのか「between(~との)」なのか、等。
会社の会話で「15時65分に起動」って発言されたら「Start it at 15:65」って訳すよなー、と思いました。
最初のころは疑問に思う時は聞くようにしていたんですが、どう聞いても矛盾してることが実は正しい内容だったりしたんです(私の理解力の問題もあるかも)。
でもこれを学校でやると「ほら、単語をそのまま訳なさい!」と言われます。
もちろんITでもマネージャー同士の話はもっと概念的な話だったりするので変えなきゃいけない。
場面によって言葉との距離感を上手に取る必要性を強く感じました。
ちなみに、先日学校終了後一部のクラスメートと懇親会みたいなのを開催しました。
その中でスティーブ・ジョブズのスタンフォード大学のスピーチを訳した事がある人がいたので、昨日やってみました。
でもこのスピーチの最後、泣きそうになって通訳がつらい!
そういう意味でも言葉との距離をうまくとるのは大事だと思いました。
聴衆を差し置いて通訳が勝手に感動してちゃいかんね。