読書再開
今週頭に通訳学校の期末が終わり、気が抜けたところで読書再開です。
とはいえ、学期中は資料の本を読んでいたので、趣味の読書再開(学期中も息抜きと言い分けしていろいろ読んでましたが・・・)。
最近読んで、一番の謎だったのが
資本主義の終焉と歴史の危機 (水野 和夫)
内容が謎なのではなく、奥付の印刷所に、大日本印刷と凸版印刷が並んでいる・・・
どういういきさつでこんな風になったのか知りたいです。
21世紀の資本主義を読み解く (橘木 俊詔)
前半は重農主義から現代の資本主義にいたるまでをざっくり説明してあって分かりやすかったです。
そもそもアダムスミスとかマルクスって、高校の授業で聞いたきり・・・と言う私にはぴったりの本でした。
後半はピケティの21世紀の資本についてでしたが、図解 ピケティの「21世紀の資本」 (永濱 利廣)で読んでいたので・・・(図解 ピケティ・・・は帯に90分でわかる格差のからくり、とありますが90分で本は読めても内容をしっかりと理解するには時間がかかりました)
管さんからの視点で、という条件は付きますが、現場にいて、一番混乱した場所で官邸や東電がどう動いていたのか少しだけ見える本でした。
ドイツ語版が最近出たばかりです。英語には翻訳されてないようですね(アマゾンで見る限り)。
何となく本屋で手にとって購入。荘子、気が合うわ~(失礼)、と言いたくなる勝手ぷり。
こんな平和で、割と人権も保護されている国・時代にいる私でも悩みはある。
でも勝手に世界に産み落とされた人間がそれぞれの場所で、できる限り自由に生き延びていると思うと、自分に「きにすんなー、できることをやるしかない」と言い聞かせたくなる。
ちなみに、荘子はそんな単純なことを言っているわけではありませんが。
漢文の授業でも朝三暮四だけじゃなくてもっと荘子の他の言葉をやれば、思春期の悩みに効きそうなのにー。
言者所以在意
得意而忘言
言は意を在うる所以
意を得て言を忘る
(言語文字あくまで手段であって意味(意図)を伝えることが本来の目的なので、意味(意図)が伝わればその言葉自体は無用となる)