ちょっとだけ、のずれに蝕まれる
通訳学校の教材ではほとんどないのですが、実際の通訳の現場(と翻訳)で「あれ?なんだかすごく負荷がかかる」と思う時があります。難易度やプレッシャー以外の理由で。
最近その原因が分かってきました。
すこーしの、ずれ。
例えば、
①日本語母語話者じゃない人(助詞を間違えるレベル)の日本語の英訳。
②ぱっと見にはロジカルに話しているのに(通訳するために)きちんと聞いていると微妙に主語と述語のずれが続く時。
③日英問わず、理解に必要なロジックの一部が少しづつ欠けたまま話が進む時。
①は、言葉で言ってることと本当に言いたいことがずれていることが多いから、間違えないように気を使う。
②は、うまい例が出せないのですが「メールに1階って書いてなかったら、2階に行かないことはあるのでしょうか」といった文章で、かつ前後の文脈からも言いたいことが分からない場合。
③は言語問わずありますよね。。。
実は②がものすごくつらい。日本語で育ってきて、歌会とかで細かく読み込む癖が付いているからか、とてもとても精神的に負荷がかかります。
英語非母語話者の
I can able to do it. とかには耐性が付いたんだけどなぁ。
ちょっとだけなのに、そのちょっとに脳みそのメモリー領域と、心を蝕ばれます。。。